大人の風疹
 ワクチン接種
胃潰瘍
胃内視鏡検査
(胃カメラ)
ヘリコバクター
 ピロリ菌
十二指腸潰瘍
インフルエンザ
予防接種
帯状疱疹
 予防ワクチン
かぜ(感冒)
 急性上気道炎
葛根湯の飲み方
百日咳とは
便秘症
慢性肝炎
花粉症
爪白癬症(爪水虫)
アトピー性皮膚炎
ED
扁桃腺炎(扁桃炎)
逆流性食道炎
(胸やけ)
機能性ディスペプシア(FD)
早朝高血圧
家庭血圧の
 正しい測り方
メタボリック
 シンドローム
(通称メタボ)
ABC(D)検診


インフルエンザ 予防接種 帯状疱疹予防ワクチン
かぜ(感冒)急性上気道炎 葛根湯の飲み方
百日咳とは
インフルエンザ
当院では、インフルエンザはまず予防が第一と考え、ワクチン接種を行っております。大人は通常1回(希望により2回)行います。接種より効果が出るまでは約2週間で、持続は約4ヶ月間です。もちろんインフルエンザにかかってしまえば、診断キットにより確定診断を下し(現在はコロナが否定された方のみに限らせていただいております)、インフルエンザ治療薬を適切に処方して、早く治って頂くよう努力しております。話題のタミフルですが、大人に対しては特に問題ないと考えています。もちろんそれでもタミフルは・・・とお考えの方には吸入薬であるリレンザやイナビルも処方いたしております。2018年3月にゾフルーザという新薬(1回の経口投与のみ)が発売されました。診断キットは大人では高熱が出てから早ければ6時間ぐらいで判定できますが、白黒つけるには約半日〜1日ぐらいでの判定が最適でしょう。高熱が出てから1日以内ぐらいに治療薬を使用すれば、効果は絶大で1日以内に解熱する方もおられます。
予防接種
インフルエンザは、大人は1回となっております。希望により大人でも2回接種もいたします。その他、風疹(三日ばしか)、麻疹(はしか)、おたふく、B型肝炎などについては、予約をして頂き(随時)、ワクチン購入後に接種となりますのでご相談下さい。
インフルエンザワクチン 1回目 4,500円
2回目 4,000円
肺炎球菌ワクチン 9,000円
ムンプス(おたふく)ワクチン 5,700円
MRワクチン 10,200円
水痘(水ぼうそう)ワクチン 9,000円
風疹ワクチン 5,700円
麻疹ワクチン 5,700円
  その他は予約時におたずね下さい 06−6243−5757
帯状疱疹予防ワクチン(50才以上が対象)
 現在、2種類から選べます。
、従来の水痘(水ぼうそう)生ワクチン
 比較的安価(9,000円)で1回接種、接種後の副反応も軽微だが、発症予防効果、帯状疱疹後神経痛予防効果はやや劣る(50〜60%台)
、シングリックス
 2020.1発売、2ヶ月空けて2回接種が必要。1回22,000円と高価(2回で44,000円)だが、発症予防効果、帯状疱疹後神経痛予防効果は絶大である。(90%程度)
ほとんどの場合2〜3日だが、接種後の副反応(発熱、倦怠感など)は強い。
高価で2回接種、副反応は強めだが、高い予防効果を求めるか、予防効果はやや劣るが、比較的安価で1回接種、副反応が少ないのを求めるかの選択になります。
かぜ(感冒)急性上気道炎
風邪はほとんどがウィルス感染によるものです。従って細菌にしか効かない抗生剤は、基本的には効果がありません。しかし、風邪が長引いていたり、のどが非常に痛かったり、熱が高かったり、咳、痰が黄〜緑色であったりすれば細菌感染の合併も考えられますので、抗生剤を追加します。風邪は一般に「安静」「保温」「栄養」で治すものですが、私たちの仕事は症状を抑え、楽に過ごして頂く事、さらに気管支炎、肺炎等に進展しないようにすることですので、症状に合った薬を配合し、服用してもらう事です。また当院は会社員の方が多く、残業、出張が多く、休みもなく、しんどくても休めない方がおられ、栄養補給のため、解熱のため、元気になってもらうため、注射、点滴を希望によりさせて頂いています。注射、点滴はほとんどの方に満足して頂いていますが、(楽になったと)治ったわけではないので、楽になっても飲みに行ったり、遊びに行ったりしないでください。なお、投薬の際にお聞きしますが、抗生剤や解熱剤、注射等で過去にしっしんが出たり、気分が悪くなったり、下痢をしたり、副作用のあったものがある場合はお教えください。 ただ現在はトップページに載せましたように、注射・点滴は控えさせて頂いております。
葛根湯の飲み方
風邪の引き始めに効果があると言われています。ここで葛根湯のとっておきの飲み方をお教えします。風邪を引いたかなと思ってから、6時間以内に2包一度に飲んでください。なんと4人に3人は症状がおさまり、回復するのです。これは葛根湯の抗ウィルス作用によるものと考えられています。
百日咳とは
1)、特徴
特有のけいれん性の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。現在は乳児・小児期に3種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)を接種するので、発生数は減っていました。ただこの百日咳菌に対するワクチンにより出来た抗体は、小学校高学年で40%以上が消失していることがわかってきており、最近成人の百日咳が増加していることの裏付けとも言えます。成人では重症化は少ないのですが、乳児特に6ヵ月未満の乳児の死亡率は高くなっています。(ワクチン未接種の新生児・乳児が厳重注意)前述のように成人の患者さんが増えてきているのは、当院でもかなり以前より実感しております。以前、ある大学で集団発生して休学になった例もありました。
2)、病原体
百日咳菌の感染によります。感染経路は、鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染(咳、鼻水、くしゃみなど)、および接触感染です。
3)、症状
7〜10日間程度の潜伏期(百日咳菌が体内に侵入してから症状が出るまで)を経て、普通の風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。その後特徴ある発作性けいれん性の咳となります。これは短い咳が連続的に起こり、続いて息を吸う時に笛の音のようにヒューという音が出ます。このような発作が繰り返すとしばしば嘔吐を伴うことがあります。熱はないか、あっても微熱程度です。夜間の発作が多いのも特徴です
4)、診断
採血により百日咳菌の抗体価の測定を行います。検査結果が数日かかるので、結核や他の細菌、ウィルスなど他の感染症の否定も出来ればしておきたいものです。
5)、治療
マクロライド系抗生剤(クラリスロマイシンなど)が特に有効で、投与時期を逃がさなければ5日後には菌の排出はほぼなくなりますが、再排菌などを考慮しますと、抗生剤は2週間必要でしょう。ほかに鎮咳剤(咳止め)、去痰剤(痰切り)場合により気管支拡張剤を使います。当院では、採血による診断に数日かかるので、疑わしい時は5日間ほど抗生剤や鎮咳去痰剤、気管支拡張剤を投与し、採血の結果を見て抗生剤の追加投与が必要かを判断しています。
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