ABC(D)検診を始めました。

ABC(D)検診とは、ヘリコバクターピロリ菌の有無(ピロリ菌抗体価)と胃粘膜萎縮の程度(ペプシノゲン値)を採血にて測定し、「胃がんになりやすい状態かどうか、またその程度はどのくらいか」を調べる検査です。

ABC(D)検診(胃がんリスク検診)およびABC(D)分類

 血液中のヘリコバクターピロリ菌抗体価とペプシノゲン値を調べることにより、胃がんのリスク評価を行うもので、住民健診や人間ドックなどでの使用が広がって来ています。
 ABC(D)検診とは、①、ヘリコバクターピロリ菌の有無(ピロリ菌抗体価)と②、胃粘膜萎縮の程度(ペプシノゲン値)を採血にて測定し、「胃がんになりやすい状態かどうか、またその程度はどのくらいか」を調べる検査です。
 採血だけで胃がんのリスクがある程度わかるので、「胃がんのリスクを調べたいが、胃カメラやバリウムは飲みたくない」という方は、まずABC検診を受けて精密検査を受ける必要があるのかを判断してみてはいかがでしょうか。
 上記①、②の結果によりA、B、C、(D)群に分類(これがABC(D)分類)され、胃の健康度(胃がんになりやすさ)がわかります。
 A群は ① 陰性(-) ② 陰性(-)
 B群は ① 陽性(+) ② 陰性(-)
 C群は ① 陽性(+) ② 陽性(+)
 D群は ① 陰性(-) ② 陽性(+) です。
 AからDになるにつれ、胃がんのリスクは高まります。
 なお、胃酸を抑えるお薬を服用されている方、すでにピロリ菌の除菌療法をされた方、胃切除の方など、検診を受けられない方もおられますので、詳しくは院長までお尋ねください。
 保険適用はありませんので、自費となります。
 当院での費用は検査代 4,500円+診察代となっています。

 ちなみに
1)、胃粘膜状態の予測は
 A群では胃粘膜萎縮はない、B群では胃粘膜萎縮は軽度、C群では胃粘膜萎縮が進んでいる、D群では胃粘膜萎縮は高度で、ピロリ菌が住めない状態。
2)、1年間の胃がん発生頻度予測は
 A群はほぼ0、B群は1000人に1人、C群は500人に1人、D群は80人に1人
3)、ピロリ菌除菌の必要性は
 A群はなし、B、C群は必要、D群は他の検査でピロリ菌陽性と出れば必要。
4)、胃内視鏡検査に関しては
 A群は推奨せず、B~Dは定期的に胃内視鏡検診、および専門医の受診を推奨。
となっています。

症例

  1. かぜ(感冒)急性上気道炎

  2. 急性胃腸炎

  3. 急性膀胱炎

  4. 大人の風疹ワクチン接種

  5. 早朝高血圧